一般社団法人日本造血・免疫細胞療法学会 Japanese Society for Transplantation and Cellular Therapy

CAR-T細胞療法について

患者さん・ドナーさん・一般の方へ
第46回日本造血・免疫細胞療法学会総会
各種申込・申請受付情報
入会案内

学会が主導または支援する臨床研究

申請について 研究一覧

3-8. CAR-T細胞療法後に再発した場合の対応

最終更新日:2023年7月6日

CAR-T細胞療法後、リンパ腫の縮小が得られなかったり、いったんリンパ腫が縮小したり消失(完全奏効)した後にリンパ腫が再発してしまったりすることがあります。そのような状態を疑った場合、可能であれば生検を行い、再発かどうかを確かめます。また、画像検査や骨髄検査などを行い、再発時の病気の広がりをみる検査を行います。

CAR-T細胞療法後のリンパ腫の再発に対する治療選択肢としては、化学療法、放射線療法、造血幹細胞移植(同種移植など)、臨床試験(未承認・適応外薬の治験を含む)などがあります。どのような治療を選ぶかは、再発の時期、再発時の病変の広がり(狭い範囲に限局しているか、広い範囲にあるか)、血球減少を含む患者さんの状態、患者さんの希望等によってさまざまです。リンパ腫に対する治療は行わず、症状をコントロールすることを目的とした治療(緩和治療といいます)も選択肢となります。

CAR-T細胞療法が、DLBCLの2つめの治療として行われた場合(移植適応の高リスク第2ラインのDLBCL)、再発後の化学療法の効果によっては自家造血幹細胞移植併用大量化学療法も選択肢となります。

Copyright © JSTCT All Rights Reserved.
このページの先頭へ