一般社団法人日本造血・免疫細胞療法学会 Japanese Society for Transplantation and Cellular Therapy

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8. 移植の実際-移植後早期の合併症-

最終更新日:2018年5月16日

生着が確認されると、移植病室から一般病室に出て生活することができます。しかし、この時期に移植時の造血幹細胞と同時に輸注されるリンパ球や造血幹細胞から成長したリンパ球が患者さんの臓器(主として皮膚、肝臓と腸)を異物とみなして攻撃する反応、すなわち急性移植片対宿主病(急性GVHD)が起こる場合があります。急性GVHDを予防するために、移植前日から免疫抑制剤が投与されていますが、それでも皮疹、黄疸、下痢などの症状が発生することがあり、その場合は免疫抑制剤の増量や追加で対応します。また、?血栓性微小血管障害症肝中心静脈閉塞症/肝類洞閉塞症候群(VOD/SOS)といった特殊な合併症を発症することもあります。さらに白血球数は回復していても機能は十分回復していないため、通常では問題にならないようなウイルスや真菌による感染を引き起こすことがあります

8-1. 免疫抑制療法について
8-2. 急性移植片対宿主病
8-3. 移植片対白血病・リンパ腫効果
8-4. 血栓性微小血管障害症
8-5. 肝中心静脈閉塞症/肝類洞閉塞症候群(VOD/SOS)

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