患者さんは勿論ですが、ご家族の皆さんも移植治療が必要と医師から説明を受けた時、「移植が必要になるかもしれないと思っていたけれど、どうなってしまうんだろう」という先の見えない不安を感じることと思います。ご家族も移植に関する正しい情報を得て、患者さんが自分の意思で治療に関する決定ができるように見守ります。患者さんと家族の考えが違っているときは、十分に話し合う機会をつくり、お互いの気持ちを伝えあうことも必要です。医療者に何を聞いていいのかわからないという場合、がん情報サービスでは、質問するときの例文やよくある質問の説明をまとめた冊子
「重要な面談にのぞまれる患者さんとご家族へ―聞きたいことをきちんと聞くために―」
(国立がん研究センター東病院精神腫瘍学開発部)
を掲載しています。
例)
□これから自分は何をしたらいいですか?
□移植前から移植後までの治療過程はどのようなものでしょうか?
□どのような合併症や副作用が、短期的・長期的に起こりえますか?
□今後起こりえる症状に対する治療にはどのようなものがありますか?
□費用はどのくらい必要になりますか?
□仕事や他の活動への影響はありますか?