造血幹細胞移植は、患者とドナーのHLA(ヒト白血球抗原)が適合している必要があります。また、HLAが適合していても健康診断等の適格性判断が必要となります。血縁ドナーの場合、そのためHLA検査(数万~十数万円掛かる場合もあります)、採取前健康診断(数万円)、採取に関する費用(手術や成分採取)が発生します。HLA検査は移植が実施されると保険適用となるため、施設によって異なりますが、移植実施後に返金される場合があります。 移植実施施設の移植コーディネーターなどに確認をしてみることをおすすめします。
ドナーに選定され移植が行われた場合、健康診断や採取、入院費用などは保険適用になり、患者に医療費として請求されますが、移植が実施されなかった場合、実費がドナーに請求される場合があります。
また、通院に掛かる費用やドナーが遠方の場合宿泊費が発生する場合もあります。これらの費用は患者が負担することが一般的ですが、トラブル回避のためにもHLA検査時から患者、ドナー間で十分話し合っておくことをお勧めいたします。
*骨髄バンクドナーは異なります。日本骨髄バンクのドナーの方はこちらをご参照ください。