一般社団法人日本造血・免疫細胞療法学会 Japanese Society for Transplantation and Cellular Therapy

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5-4. 血球減少症

最終更新日:2023年7月6日

CAR-T細胞投与後、約1-2週間で血球減少(赤血球、血小板、白血球が減る)が起こります。これはCAR-T細胞療法前のリンパ球除去化学療法(抗がん剤)による骨髄抑制であり、およそ1週間で改善します。ただ、回復した白血球や血小板数がその後に再度低下することがあり、「二相目の血球減少」として報告されています。機序は今のところ完全には分かっていませんが、骨髄の中での炎症反応や、もともと体内にあるT細胞と呼ばれるリンパ球の活性化が想定されています。

二相目の血球減少は、G-CSF製剤や血小板輸血を行いながら、自然回復を待ちます。通常は1-2週間で回復することが多く、それほど重症でなければ、一旦退院しての外来通院での治療も可能です。

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