一般社団法人日本造血・免疫細胞療法学会 Japanese Society for Transplantation and Cellular Therapy

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第46回日本造血・免疫細胞療法学会総会
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4-1. 適応となるタイミング

最終更新日:2023年7月6日

現在、多発性骨髄腫に対する治療としては主にプロテアソーム阻害剤免疫調節薬抗CD38モノクローナル抗体製剤などの新規薬剤や、従来から使用されている殺細胞性の抗腫瘍薬などが挙げられます。
多発性骨髄腫に対するCAR-T細胞療法の適応となるタイミングとしては、

 1. これらの3種類の新規薬剤を全て投与したことがあること。
 かつ、
 2. 直近で行っている治療に再発もしくは難治性の場合であること。

の両方の条件を満たすことが必要となります。
また多発性骨髄腫に対するCAR-T細胞は骨髄腫細胞の表面にあるBCMA(B細胞分化抗原)を標的としています。そのため、過去にこのBCMA抗原を標的とする治療(執筆時点では基本的に治験のみとなります)をすでに受けた方は対象となりません。また形質細胞性白血病に移行した患者さん、中枢神経に病変を有する患者さんも同じく現時点ではCAR-T細胞療法の対象とはなりません。

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