一般社団法人日本造血・免疫細胞療法学会 Japanese Society for Transplantation and Cellular Therapy

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10-8. セルフチェックの必要性について

最終更新日:2018年5月16日

移植後の経過はさまざまで、移植後に以前の生活に戻れたと感じるまでには、数年かかるともいわれます。退院後は通院継続し、LTFU外来で定期的に全身の状況を確認する機会もあると思われます(「15. 移植後長期フォローアップ外来」参照)。それに加えて、医療機関にかかるとき以外も、ご自身の体調の変化に目を向けていただくことは、ご自身の変化への早期対応のためにとても大切です。早期対応や、早い時期から医療者とともに経過をみていく事で対応のタイミングを逃さず対処することに繋がります。

皮膚の変化や口内炎が痛い、下痢が多いといった症状の変化は勿論ですが、「なんだか最近眠れない」、「だるくて何もできない」といった気持ちの変化や、日常生活をしていて「服の着脱がしにくい」「頭に手が届きにくい」「箸が使いにくい」「しゃがみにくい」といった運動の制限についても、日常生活の中で気が付かれることがあると思います。“こんなこと”と遠慮せずに主治医や看護師、造血細胞移植コーディネーター(HCTC)が在籍している施設では、HCTCなどに相談をしてみてください。心の支援など必要ないと思っておられる方も多くいらっしゃるかもしれません。ですが、話をきいてもらって考えが整理できたり、今の生活を大切にする方法が見つかったり、自ら回復することができた、と相談してよかったと思う方もおられます。運動の制限に対してリハビリテーションを開始する支援が必要になることもあります。是非、ご自身の身体と心に継続して目を向け、変化や気づきをご相談してみてください。

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