一般社団法人日本造血・免疫細胞療法学会 Japanese Society for Transplantation and Cellular Therapy

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1-2. 造血幹細胞移植とは

最終更新日:2018年4月15日

血液のがんに罹患すると、抗がん剤治療や放射線療法を一般的に実施します。しかし通常の抗がん剤治療や放射線療法では治癒しない場合があり、より大量の抗がん剤や放射線が必要となります。しかしその治療は骨髄中の正常の造血幹細胞にも影響を及ぼし、白血球減少、貧血、血小板減少などの造血障害を引き起こします。また造血幹細胞自身が病気におかされ、正常に造血が行れなかったり、重い免疫不全などに陥る場合があります。「同種造血幹細胞移植」は、これらの原因で障害された造血幹細胞を健康な人(ドナー)の造血幹細胞に置き換える治療法です。骨髄から採取した細胞の移植を「骨髄移植」、末梢血から採取した細胞の移植を「末梢血幹細胞移植」、さい帯血を用いるものを「さい帯血移植」といいます。

骨髄移植と末梢血幹細胞移植は、わが国では血縁者間移植としてそれぞれ1万件以上、非血縁者間骨髄移植が2万件以上、さい帯血移植も1万件以上すでに行われています。また患者さん自身の造血幹細胞を移植する自家移植の件数は3万件以上に達しています(※)。

※ 件数については、日本で骨髄移植が開始されてから2016年までの累積件数
  日本造血細胞移植データセンターHPへリンク

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