一般社団法人日本造血・免疫細胞療法学会 Japanese Society for Transplantation and Cellular Therapy

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2021年度 HCTC認定講習Ⅰについて

最終更新日:2021年7月12日

2021年3月24日

日本造血・免疫細胞療法学会
理事長 豊嶋 崇徳
同造血細胞移植コーディネーター委員会
委員長 一戸 辰夫

はじめに

 日本造血・免疫細胞療法学会では、「造血細胞移植が行われる過程の中で、ドナーの善意を生かしつつ、移植医療関係者や関連機関との円滑な調整を行うとともに、患者・ドナー及びそれぞれの家族の支援を行い、倫理性の担保、リスクマネージメントにも貢献する専門職」を造血細胞移植コーディネーター(HCTC:Hematopoietic Cell Transplant Coordinator)と定義し、その育成と普及を目指して、HCTC委員会を中心に教育・認定・広報活動を行っております。

 HCTC認定講習Iの受講は、認定HCTCの資格取得要件のひとつとなっており、HCTCとして必要な基本的知識と技能を体系的に学習していただくことを目的としています。本年は新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、E-learning講義およびWeb会議システム「Zoom」を用いたオンライン講習を開催することといたしました。HCTCの担う業務は、多くの社会資源に支えられている造血細胞移植という医療の質の担保に大きくかかわっており、所属施設外にも及ぶ個人、グループ、組織を対象とした幅広い移植前後の調整プロセスに及んでいます。比較的経験の少ないHCTCがこれらの業務に習熟することは容易ではないため、この講習がHCTCの活動をご理解いただける機会となり、多くの施設でHCTCが誕生すること、また、各施設での更なるコーディネートの質の向上につながれば幸いです。

要綱

1.目的

  1. 造血細胞移植がおこなわれる過程において、患者およびドナー(候補者)を対象にコーディネート業務を行うHCTCに必要とされる基礎的知識を習得する。
  2. HCTC認定申請に必須の要件を満たす。

2.受講対象者

  1. HCTCとして活動されている方、今後HCTCとして活動予定の方
    *受講要件にHCTCの実務経験は問いません。
  2. 所属施設長および移植責任医師より認定講習Ⅰ受講申込書に記名押印を得た方
  3. 日本造血・免疫細胞療法学会員であり、かつ本年度の年会費を納入済みの方
    *受講申込み時、入会手続きを行ってください。
     入会手続きはこちらをご確認ください。
     入会について

3.開催日時

E-learning 受講期間:7月20日(火)~8月31日(火)(予定)

プレミーティング:1回目:9月11日(土)10-11時 2回目:9月18日(土)10-11時
 上記のいずれかの日程で必ずご参加ください。
 内容:Web開催のオリエンテーション(約1時間)
 オンライン講習参加時に使用される予定の機器、環境での受講をお願いいたします。

オンライン講習(1日間):9月25日(土)9時-16時40分 予定

*日程等詳細は決定次第ご案内いたしますのでご留意ください。

4.プログラム

E-learning講義:Webサイトより聴講

 E-learning講義一覧 New

オンライン講習:Web会議システム「Zoom」を用いたオンライン方式

 プログラム New

  • E-learning講義は、パソコン、タブレット等のWebプラウザから、指定のWebサイトにアクセスし、聴講いただく形式となります。講義後にアンケートにご回答いただく必要があります。
  • E-learning講義受講が確認され、アンケートにご回答いただいた方に、プレミーティングおよびオンライン講習のご案内のメールをお送りします。
  • Web会議システム「Zoom」を用いたオンライン講習では、オンライン・グループワークを予定しています。カメラ・マイク機能付きパソコンでご参加ください。Wi-Fiなどの通信環境が不安定な場合、接続が途切れることがありますので、安定した通信環境で参加いただきますようお願いいたします。
  • 原則、全講義を受講した方に修了証をお渡しします。オンライン講習での遅刻や早退は認められません。
    HCTC認定講習Ⅰの修了証は、HCTC認定申請の際に必要となります。
  • 講義テキスト*を、事前に送付いたします。
    *認定講習Ⅰ共通テキスト:「チーム医療のための造血細胞移植ガイドブック」

5.申込み

【提出書類】

受講申込書に必要事項を明記のうえ、必ず所定の期間内にご提出ください。

  • 書類はA4サイズとし、提出前に不備がないかを必ずご確認ください。
  • 申込書のE-mailアドレスは正確に、大きめの文字で記入してください。添付ファイルを受信できるメールアドレス(パソコンのメールアドレスなどで、メール着信確認がしやすいもの)を記入していただきますようお願いいたします。

 2021年HCTC認定講習Ⅰ受講申込書

【提出先】

封筒に『2021年HCTC認定講習Ⅰ受講申込書在中』と明記のうえ、郵送してください。

〒461-0047
名古屋市東区大幸南 1-1-20 名古屋大学医学部内
一般社団法人日本造血・免疫細胞療法学会 事務局

【申込期日】

 2021年4月20日(火)~2021年5月24日(月)必着
 ※期日を過ぎますと受付できませんので、ご注意ください。

<受領通知について>
申込書を受領後、学会事務局より受領通知のメールをお送りいたします。送付後、おおむね1週間を過ぎてもメールが届かない場合は、念のためお問い合わせください。

6.定員

約80名

受講希望者が定員を超えた場合には、2020年度事前調査でご連絡をいただいている方を優先させていただき、HCTCとして活動されている方を優先的に参加していただく可能性、同一施設で複数名の受講申込みがある場合は1施設1名での参加をお願いする場合があることをご了承ください。
6月中旬頃までに受講決定の通知をE-mailでご連絡いたします。

*講習会の間、講義中の様子や集合写真などの撮影を行います。学会や委員会の広報誌への掲載など広報の目的で使用させていただきますのでご了承ください。

7.受講費用

2万円

受講費用は、受講決定の通知を確認後、2021年6月25日(金)までに、下記の口座へ振込みをお願いします。振込手数料は各自でご負担いただき、振込の際、必ずお名前をお書き添えください。

【振込先】三菱UFJ銀行 名古屋駅前支店(店番221)
     口座番号:(普通預金)1494908
     口座名義:一般社団法人日本造血・免疫細胞療法学会
 

8.HCTCとしての実績

受講申込書の「HCTCの実務経験(HCTC活動開始時期・コーディネート件数)」については、以下の「HCTCの実務経験に関する注意事項」をよくお読みいただき、正しくカウントしてご報告ください。

-HCTCの実務経験に関する注意事項-

1.経験年数について

■コーディネートとは、所属施設外にも及ぶ個人、グループ、組織を対象とした幅広い移植前後に至る調整プロセスで、病棟や外来で行われている通常の看護や診療とは異なります。病棟や外来の看護師、患者やドナーの担当医、日本骨髄バンクの調整医師などによる患者やドナーの支援はHCTCとしての経験に含みませんので、ご注意ください。なお、通常の診療に従事せずHCTC業務を専従職として行っている場合を除き、医師の申請は原則として認めません。
■HCTC活動開始時期は、HCTCが移植チーム内に設置され、介入の際にHCTCであることを患者やドナー、家族に説明し、業務を開始した時期であることが必須です。

※認定講習Ⅰ申込書に記入された活動開始時期は今後のHCTC委員会主催の講習や認定審査等に反映されますのでご留意ください。

【HCTCの具体的な業務内容】
「HCTC標準業務リスト」でご確認ください。HCTC業務リスト
リスト内の業務はHCTCの網羅的な業務の一覧で、すべての業務を実践している必要はありません。ただし、認定HCTCの必須項目については、HCTCが実践している必要があります。

<患者コーディネート>
・意思決定支援、移植準備の支援、精神的・社会的支援
・家族の支援、院内関連部門・院外機関との連携など

<ドナーコーディネート>
・血縁ドナーコーディネート
 意思決定支援、採取準備から採取後までの支援
 ドナー家族の支援、院内関連部門・院外機関との連携など
・骨髄バンクドナーコーディネート
 採取前健診から採取後健診までに対する支援、院内関連部門・院外機関との連絡調整、骨髄バンクコーディネーターとの連携など
 HP資料「骨髄バンクコーディネーターと造血細胞移植コー ディネーターの役割」をご参照ください

2.コーディネート件数について

■同種移植の症例に限ります。
■1事例1申請者とし、複数のHCTCからの重複報告は認めておりません。同一事例に複数のHCTCが介入した場合は、申請者間で相談の上、最も多く関わったHCTCが事例としてカウントし報告してください。
■申込受付開始日(2021年4月20日時点以降に移植や採取予定(未来日)となる事例は件数に含みません。

<患者件数>
・移植適応と判断された段階から介入し、意思決定支援や移植準備の支援(ドナーの準備や患者ニーズへの資源調整など)を行い、移植が実施されるまでの全過程を継続的に支援することで、1件とカウントします。
・移植目的で他施設から紹介されてきた事例の場合は、紹介を受けた時点から、上記と同様の十分な支援を行っていれば全過程としてカウントされます。
・全過程介入ではない事例(移植に至らなかった、また、移植適応判断後の介入であった場合)でも、十分な相談、支援がなされていればカウントとして認めます。

<血縁ドナー件数>
・HLA検査前の提供に関する医学的説明を含む意思決定支援の段階から、採取前健康診断、採取の準備、幹細胞採取、採取後健康診断(他施設での実施も含む)に至るまでの全過程を継続的に支援することで、1件とカウントします。
・以下の①~③の場合、十分な相談、支援が行われていればカウントとして認めます(入院時からの介入はカウントできません)。
 ①他施設ですでにHLA検査が実施されているなどの理由でHLA検査前から介入していない。
 ②HLAが適合しなかった。
 ③採取に至らなかった。
・採取に至った血縁ドナーの件数をカウントする場合、ドナー登録している事例のみに限ります。

<非血縁ドナー件数>
・採取前健康診断から介入し、採取の準備、幹細胞採取、採取後健康診断(他施設での実施も含む)に至るまでの全過程を支援することで、1件とカウントします。

 

9.問い合わせ窓口

認定講習Ⅰの受講や申込みに際してご不明な点があれば、下記へお問い合わせください。

  1. 一般社団法人日本造血・免疫細胞療法学会事務局
    Tel:052-719-1824
    E-Mail: jshct_office★jstct.or.jp [★を@に置き換えてください]
  2. HCTC委員会相談窓口
    E-Mail: hctc-sodan-jshctumin.ac.jp  [★を@に置き換えてください]

     
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