一般社団法人日本造血・免疫細胞療法学会 Japanese Society for Transplantation and Cellular Therapy

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理事長挨拶

最終更新日:2026年4月20日

 このたび、日本造血・免疫細胞療法学会(JSTCT)の理事長を拝命いたしました。歴代の理事長、理事、評議員、そして会員の皆さまが築いてこられた本学会の歩みを受け継ぐ重責に、身の引き締まる思いです。まずは、日頃より本学会の活動を支えてくださっている医師、看護師、HCTC、リハビリ職、薬剤師、管理栄養士、臨床検査技師をはじめとする多職種の会員の皆さまに、心より御礼申し上げます。

 JSTCTは、「造血細胞移植や免疫・血液細胞治療のプロフェッショナルな医療人として一丸となり、患者さん、他の学術団体、民間団体、企業、行政とも連携を密にして、難治性の血液疾患などの患者さんに対し、有効で安全な治療法を届けること」を目的として活動する学会です。私は、この使命をより具体的に前進させるために、今後3つの柱を大切にして取り組んでまいります。

 第一は、「ひとりでも多くの患者さんに完治を」目指した All Japan の取り組みです。造血細胞移植は、合併症のリスクも高く、経験豊富な多職種チームであっても容易ではない医療です。全国の各施設が、それぞれに喜びも悔しさも経験しながら、日々診療にあたっています。だからこそ、全国で経験と知恵を持ち寄り、学び合い、支え合うことが必要です。特に、小児診療科と成人診療科の交流は、小児期移植患者の成人診療科への移行医療といった観点からも重要であり、今後さらに強化すべき課題と考えています。JSTCT2026総会で掲げた方向性を、学会全体の継続的な取り組みへと発展させてまいります。

 第二は、移植分野で必要な薬剤や検査を、海外とのラグをできるだけ小さくして患者さんへ届けることです。診療の現場で必要とされる薬剤、検査、治療手段を適切なタイミングで導入していくためには、PMDAや厚生労働省との連携が不可欠です。さらに実臨床の課題を研究につなぎ、その成果を制度や開発へ橋渡しするためAMEDや厚生労働科研などの研究班との連携を一層深めてまいります。

 第三は、多職種の若手育成です。移植医療は、医師だけで完結するものではありません。看護師、HCTC、リハビリ職、薬剤師、管理栄養士、臨床検査技師など、多職種がそれぞれの専門性を持ち寄ることで初めて支えられる医療です。総会での教育企画や交流の場に加え、学会として継続的に若手を支える仕組みを整えていきたいと考えています。特に、まだ移植領域との接点が少ない若手血液内科医や研修医に向けて、移植医療の魅力と基礎を学べる場を企画してまいります。

 本学会は、全会員の約3分の1が医師以外の多職種であること自体が大きな強みです。この強みをさらに活かし、臨床、研究、制度、教育を有機的につなぐことで、患者さんにとってより安全で有効な医療を届けられる学会へと発展させていきたいと考えています。会員の皆さまのお力添えなくして、この目標は達成できません。今後ともご協力を賜りますようお願い申し上げます。

2026年4月20日
日本造血・免疫細胞療法学会
理事長 福田 隆浩

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