HLA 1アリル/1抗原不適合非血縁者間骨髄移植は、8アリル適合非血縁者間骨髄移植と比較し、グレードIII以上の重篤な急性GVHDの発症頻度および治療関連死亡率が高いため、全生存率は有意に低い。複数の研究によりGVHD予防法に抗ヒト胸腺細胞免疫グロブリン(ATG)を併用することで、重症GVHDの発症頻度が低く、無GVHD無再発生存率が高くなる可能性が示されている。しかし、まだ本邦におけるATG併用GVHD予防法の意義は確立されていない。そこで本試験では、HLA1座不適合非血縁者間骨髄移植において、従来型GVHD予防法とATG併用GVHD予防法の無作為割付比較試験を行うこととした。
HLA 1座不適合非血縁者間骨髄移植における、タクロリムス・メトトレキサートによる従来型GVHD予防法とタクロリムス・メトトレキサートにサイモグロブリンを併用したGVHD予防法の治療成功率を無作為割付比較試験によって検討する。
無作為割付比較試験
登録期間:西暦2017年7月から西暦2024年6月まで
研究期間:西暦2017年7月から西暦2026年6月まで
自治医科大学附属病院・附属さいたま医療センター 血液科
神田 善伸
京都大学医学部附属病院 血液内科
諫田 淳也
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京都大学医学部附属病院 血液内科
担当者:諫田 淳也
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